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設計理念
その環境において、そこを使うひとが、こうありたいと願う居場所を設計する。
その願いそのものは、はじめからお施主様の中にありながら、ときにはご自身でも気付かないものもあります。それらを、お施主様一人ひとりに対し、私たちの提案を交えながら丁寧に紡いでいく、あるいは整理していく作業を重ね、ひとつの空間を形作っていきます。
また導かれるかたちは、普遍的で、品のある佇まいを目指しています。
構造的・温熱環境的に無理がなく、周辺環境と呼応しながら、自然や素材感を感じることができるように。陰影を美しいと感じたり、非対称性を重んじたりといった日本的な美的感覚を意識しながら、シンプルにまとめることを心がけています。
さらにもう一つ大切にしていることとして、使い手(=お施主様)に対してはもちろんのこと、作り手への敬意をもって設計・監理をしています。当たり前ですが建築はどんなに良い設計図ができても施工して頂ける方々が居ないと成り立ちません。そればかりか、仕上がり一つひとつが職人の腕次第、さらにはそれらを取り仕切る現場監督の采配次第で大きく左右されます。彼らとのコミュニケーションを大事にしながら、彼らとともに、さらにはお施主様と一緒になって、ものをつくる喜びを感じることができる仕事をしたいと思っています。
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